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2008年7月20日 (日)

目を考える

目の描き方を漠然と考え、とりとめも無く書き散らす。

絵柄の系統を決める要素の中でも、目の描き方はかなりの比重を占めると思う。実際の人間の目はアニメ絵のように巨大な訳でもなければ、動物のように外から見える目のほとんどを瞳が占めている訳でもなく、ましてや驚いた時に瞳自体が小さくなることもない。

要するにこれらは全て瞳の印象からくるデフォルメであって、「瞳孔を描かずに瞳をベタやグラデで処理すると生命感がなくなる」や「瞳を極端に小さくすると酷薄さや残忍さの印象が強まる」等々……漫画やアニメの演出で積み重ねられた絵としての約束事と言うことになるんだろう。「それっぽく見える」って奴だね。デフォルメの系統には描き手の好みが反映されるから、時代によって流行りの目の描き方が出来てくると。

と言う訳で、資料を参考に基本となる目を描いてから、段階的にデフォルメをかましてみた。

Photo

上段は元の目から徐々にデフォルメをかましたもの。下段はさらに派生させたもの。上まぶたと睫毛が作る黒い領域が記号化されてアーチ状のパーツになって行くのはお約束。写真資料なんかを見る限り、金髪の西洋人でも睫毛だけは黒いみたいだから、ここを黒くするのは万国共通の記号的表現ってことになるのかしらん。黒くないと日光を遮るサンバイザーとして役に立たないからとか、そんな理由なのかも知れず。

派生を何通りか描いてみると分かるけど、やはりある程度目の印象を残すには、瞳孔が分かるようにしないと駄目らしい。単なるベタだと記号っぽいし、瞳の透明感が出せない上に瞳孔の収縮を使った目の演技ができないからかも知れない。驚いた時の記号的表現でも使うしね。

ふむ……こうして考えてみると、上まぶたのアーチで目の形を作って、瞳の大きさと瞳孔の処理でどれだけ記号っぽく振るかって感じになるのかな? マンガ目まで振ると睫毛は性差としての記号だから、他でキャラの性差が見せられれば無くても支障はないと。



まあ、なんだ。色々とまとまりも無く書き散らしてはみたけど、顔だけ描けても駄目だよね。いや、最終的には顔が一番大事なんだけど、「顔が特に上手い人」と「顔だけ上手い人」の間には、それこそ銀河間にも匹敵した隔たりがある訳で、死ぬまでにまともに顔も身体も描けるようになっていたいですわ。

Clip_2

〆になってないけど、アニメ作画っぽくラクガキしたのを載せて〆。

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